市松人形の着物

市松人形の着物

佐野川市松が着た紺と白の石畳模様の衣装(市松模様)を着せた人形が、市松人形です。当時大変高価だった市松人形は、家一軒ほどのお値段もしたといわれます。市松人形の着物は、ちりめんで作られます。ちりめんは細やかな「しぼ」のある優しく美しい絹織物で、300年ほど前の江戸時代から現代に至るまで、日本の着物の材料として愛好されてきました。

ちりめんでできた市松人形の着物は、当時は女性だけでなくお金持ちの大人の男性が、着せ替え人形遊びとして楽しんだとも言われております。市松人形の着物を、江戸ちりめんや明治時代の古布のちりめんを利用して縫い上げました。当時を忍んで、身のまとう物にこだわる市松人形の着物の世界をお楽しみください。

市松人形の着物ご紹介

ピンク呂ちりめん 単衣 昭和初期

ブルー花柄あわせ 昭和初期

グレー呂ちりめん 単衣 男 明治後期

呂ちりめん 花柄 女 大正後期

呂ちりめん ブルー 男女兼用 昭和初期

金紗 花びら 昭和中期